君とボク、そして一杯のコーヒー。

映画「世界最速のインディアン」  (2007.1.13)

世界最速のインディアン スタンダード・エディション世界最速のインディアン スタンダード・エディション
(2007/07/27)
アンソニー・ホプキンス

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評価★★★★

 ニュージーランドの田舎町で40年前に買ったオートバイをこつこつ改造するのが楽しみの年金生活者の主人公バート・マンローが、米国に渡り世界最速に挑戦するっていう、老人の話。
 
 庭は雑草が生え放題で水道もない小屋に住み、毎日の溶接作業で金属粉交じりのコーヒーを美味しそうに飲む老人。夢は世界中のスピード狂の聖地、米国の塩平原ボンネヴィルで世界最速記録を樹立すること。でも渡航のための金は不足し、持病の前立腺の病気に加え、狭心症も患っていることが発覚してしまう。ただ、心優しき夢追い人の周りには助けてくれる人がたくさんできるのは世の常、彼が向かう先々ではいつも誰かが助けてくれる。果たして彼は米国に渡り、無事レースに参加することができるのか。結果はもちろん、分かり切ってますがw。

 老人の夢物語なんて辛気くさ〜って思うかも知れないが、筋立てはとってもコミカルで、最後まですっごく楽しい映画。まず、アンソニー・ホプキンス演じる主人公が愛らしい。そればかりか悪役、意地の悪い脇役がまったく出てこないから、とっても気持ちよく観ることができるだろう。
 
 あ、そうそう、この映画の魅力はなんといってもアンソニー・ホプキンス。オレの大好きな俳優。彼はいつも怖ろしいほどの存在感を放つ。「羊たちの沈黙」のレクター教授はもちろん、最近ではグウィネスパルトロウ主演の「プルーフ・オブ・マイライフ」で狂った数学者、「タイタス」で娘を殺され復讐に燃える王の役を演じていたが、いずれもびっくりするほどの存在感を見せ、まさに怪演していた。そういや数年前にはニュースステーションにも出ていたな。インタビューする久米宏を知的に苛めていた姿が楽しかった。でも今回は、茶目っ気たっぷりの人のいい老人役、実にかわいらしい役もなかなかのハマリ役だと思う。

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